ノーブランド タイヤ交換の修理事例

タイヤ交換4箇所です。
今回のタイヤは摩耗というより加水分解が進んだような状態が見受けられます。いずれゴムがボロボロになり欠損・全損しかねません。

こちらのスーツケースはノーブランド品のため、純正パーツの供給がございません。そのため代用パーツでの交換対応になります。

タイヤに関してはゴムの状態を修理することができない消耗品のため、代用パーツへ付け替えるだけですが、タイヤを留める・回転するための軸については付いているものを極力再利用します。

軸はかしめ状で留まっている為、ドリルを使って取っていきます。取った軸は穴が塞がっているため加工を施し再利用できる状態にしていきますが、残念ながら今回のものは軸がすこし歪んだ状態だったため加工がうまく行きませんでした。そのため新品の軸を元から付いているものと長さを合わせ加工を進めていきます。

新品のタイヤを取り付ける際は蓄積されている汚れやゴミなどないかの確認、タイヤが付いているとできないメンテナンス（キャスター土台の回転軸部分の清掃・潤滑油等）を行ってから軸及びタイヤを取付します。取り付け後は回転の確認を必ず行い、交換前より回転がスムーズになったことを確認できたら作業完了となります。