携行品とは、鞄やカメラ、時計、衣類、旅券などを居住している住宅外に持ち出す言わば”持ち物”を指します。「携行品損害」とはその持ち物の破損・盗難などを補償してくれる保険のサービスです。
例えば、旅行中にスーツケースが壊れた場合に、修理の費用を本人が支払うのではなく、保険会社が「携行品損害」のサービスを適用して支払います。このようなサービスは、海外旅行保険やクレジットカードに付帯しています。
「携行品損害」の補償を利用して、破損したスーツケースを修理すれば、とってもお得なんです!利用していないなんて本当にもったいないですよ!
では、保険の「携行品損害」を利用するメリットを見てみましょう!
携行品損害の限度額内でほとんどの修理費用をまかなえます!
自分で負担する修理費用も0円なので費用を気にせずしっかり修理ができますよ!
※保険会社やクレジットカードによっては、サービス内容は異なり、免責金額が設定されている場合がございます。必ずご確認ください。
今すぐ、旅行保険・クレジットカード付帯の保険を確認!!
携行品損害には、空港外で旅行中に起きた破損や盗難も補償の対象※となる保険もあります。
破損がひどく、修理不能※となってしまった場合は、時価相当の金額を現金賠償として受け取る※か、または新しいスーツケースを割引価格で購入できることも。
このように海外旅行保険やクレジットカードには、とてもお得な補償が付いています。が、実はこうしたサービスを利用して修理されるお客様がまだまだ少なく、ご存じない方が多いのが現状です。
利用しないのはもったいないですよね!ぜひ旅行へ行く前にお手持ちの補償の内容をご確認くださいね!
Aさんの事例を元に、保険を利用しなかった場合と、利用した場合の修理費用を比較してみましょう!
Aさんはご家族で海外へ旅行。帰国してターンテーブルで自分のリモワをピックアップしたら…
早速、空港職員に報告。
破損箇所を確かめながら撮影。事故の証明証を発行してもらう。
保険を利用しない場合は、送料や修理費用のすべてがAさんの自己負担になります。
Aさんは、年会費無料のクレジットカードで旅行会社に旅行代金を支払っています。そのためクレジットカードに付帯している保険が適用されました。利用付帯の適用
Aさんは、免責金額の自己負担金3,000円のみ支払ったが、残金の22,000円は保険会社が修理業者に支払った。
携行品損害の補償を利用する場合、必ず確認していただきたい4つのポイントをCHECK!!
免責金額以下の修理は自己負担になります。免責金額を超えた分の差額は保険会社が支払います。
修理不能となった場合、時価総額算出の根拠となります。
保険会社によっては、破損の写真が必須の場合があります。使用前の画像も準備しておくと良いかもしれません。
日本を出国する前に、そのカードを使って旅行代金を支払うことで保険が適用されます。ツアーなどの申込みの支払いの他、空港までの交通手段で支払った、などの場合です。
年会費無料のカードは「利用付帯」が多いので必ず確認を!
カードを保持しているだけで自動的に保険が適用されます!
空港のターンテーブルなどで破損を確認した場合は、必ずその場で空港職員に申告してください!その際は、破損写真を撮影することも忘れずに!
保険会社によっては、修理業者を指定される、または紹介されます。ですが、高品質の修理業者を紹介される保証はありませんので注意が必要です。
次回も修理した鞄を使いますよね?せっかく0円で修理しても低品質で手元に返って来てはとても残念です。
修理業者は、自分でしっかり選定するようにしてください!
概ねこのような流れになりますが、基本的には航空会社・保険会社の指示に従うことになります。
空港のターンテーブルなどで破損を確認した場合は、必ずその場で空港職員に申告!
航空会社の補償とならなかった場合は、事故の証明書を発行してもらい、クレジットカードの海外旅行保険デスクに請求しましょう。
手荷物破損報告書または事故証明を発行してもらいましょう。(航空会社が発行)
空港職員と確認しながら、破損箇所を撮影することも忘れずに!
免責金額の確認を忘れずに!
免責金額は3,000円が一般的ですが、免責金額は、保険会社・クレジットカードによって異なります。
指定の修理業者や紹介してくれますが、なるべくご自身で納得できる業者に依頼することをお勧めします。
修理業者の選定が決まれば、破損した鞄を業者に送りましょう。見積りを作成してもらいます。
選定した業者で良ければ正式に依頼し、修理を始めてもらいましょう。
保険金を受け取りか、保険会社が修理業者に支払いか、は保険会社のサービスによって異なります。