スーツケース/キャリーバッグ/鞄/ベビーカー等、様々な修理の事例を公開中!
底面(キャスター側)の大きなへこみ及びその周辺の小さなへこみ傷の修理になります。
スーツケースの底面に強い衝撃があったためか大きくへこんでおります。その影響でフレームとボディを止めているピンが一部外れかかっている程です。幸いキャスターには影響がないためボディ及びフレームのみの修理です。
ボディはまず内側から叩いてへこみを出し、波打つ表面を見ながら外側・内側の両サイドより叩いて調整していきます。叩く際も叩くポイントや力加減を誤ると素材が伸びすぎてしまったり最悪の場合は穴が空いてしまうといったこともありため、熟練した職人技でへこみをしっかり出し、変形を最小限で収めていきます。
フレームは多少変形あるものの叩いて歪みを矯正するだけで良さそうです。後の工程でピンの交換でボディと馴染みます。
周辺の細かいへこみ傷についても本来は修理対象外でしたが、時間の許す限り修理させて頂きました。今回は片面の約1/3の範囲の修理となりました。
※ 白くなっている部分が散見されますが、恐らくお客様ご自身が他社でへこみを出そうとした跡(素材が伸びてしまった状態)です。こちらは塗装をしないと対応できませんが、今回は比較的状態が綺麗なため、ナチュラルな色味を残すため塗装はなしとなっています。
へこみ出し(広範囲)
30,000円~
約 3週間
リモワ オリジナル(旧トパーズ)